「横浜骨董ワールド骨董縁起帳」

英国ウェディング事情

秋の英国買い付けでの素敵な出会い、結婚式っていいな~!


特別暑かった夏の余韻の残る9月の末から10月の半ばにかけて恒例の英国買い付けの旅に出ました。日本を出発の時は暑い日々でしたから、英国は心地よく寒くなっている(私は寒いの好き子なのです)と聞き、ワクワクとしていました。ヒースロー空港に到着してみると、本当に気持ちの良い秋の空気が頬をなで、おもわず何回も深呼吸をする程でした。

いろいろな仕事をしているので海外に出る時間を作る事ははかなり難しいのですが、本業アンティーク屋さん稼業の英国買い付けは年2回と決め、自分の為にも6ヵ月毎の楽しみとしています。子供の頃から好きだったチャームいっぱいの古いものたちを探して、皆さんにご紹介する嬉しさも格別ながら、英国でアンティークを生活のなりわいとして暮らしている人たち、かなりユニークな人たちとの出会いもエキサイティング。友人や顔なじみのおじさんやおばさんに会って話すのもワクワクの時間なのです。

そんないつもの旅の中で自分の勉強や意識向上、楽しみの為に訪れるのがカントリーサイドに建つマナーハウス。英国のみならず中世ヨーロッパには荘園制とよばれるシステムが機能していて、荘園の持ち主は貴族やジェントリーと呼ばれる特権階級でした。その荘園の敷地内、一般には小高い山や丘の上に建てられたのがマナーハウスやカントリーハウスでした。

16世紀の半ばに貴族達は競って大邸宅を建てたのですが、20世紀に入ると、戦争を含めた時代の変化から経済的にこの大邸宅を維持できなくなるケースが増え、2010年秋の骨董縁起帳でも触れましたナショナルトラストに寄贈したり、共存したりで今に至っています。 近頃はおしゃれな使い方、パーティーや結婚式場に利用され若者にも人気のカントリーハウスなのですよ。

結婚式といえば英国の結婚式はそれはそれはCozyで素敵なのです。ウイリアム王子とキャサリン妃の結婚式もテレビで放映されましたが、招待客のファッションも個性的で帽子がとびきり素敵!英国のウェディングは決してきらきらと派手ではありませんが、友人とファミリーを大切にしながら、みんなで作り上げて行くという感じがとても親しめます。

今回の旅の帰りにも「寄り道定番」のコッツウオルズ、バーフォードに一泊しました。いつものパン屋さんティールームのHuffkins(ホフキンス)のストリート側の窓際に陣取り、この日のスープ(ポテト &リーク)とブラウンブレッド、そしてスパイシーなキャロットケーキを頂きながら、外を見ていると、色とりどりのドレスに帽子をかぶった女性や正装の男性が歩いて行くではありませんか?これは大変、こんな素敵な機会を逃してはならぬとばかり。。。でも行く先はわかっていましたよ。ハイストリートを少し入った所のバーフォードの教区教会。結婚式が終わった頃に尋ねてみる事にしました。

教会の前に着いた頃には丁度良い具合に式が終わり、ちらほらと参列者が出てきたところでした。この日の写真撮影を託された本職のおじさんと結婚式好きがカメラを構えて、パチリ!パチリ!負けずにわたしたちもシャキ!シャキ!(シャッターの良い音が私たち)教会の鐘の音が連弾の様に鳴り響く中、新郎新婦を本当に良く知る人たち、友人や家族の笑顔はこぼれんばかりに輝き、幸せ光線を振りまいていました。

欧米の結婚式に参列すると新郎新婦のまわりでいろいろと用事をする、好ましい若者に気がつきます。ブライズメイドはその名の通り花嫁さんお手伝い係。主に友人や姉妹から選ばれ、バージンロードでは花嫁の前から入場。美しい色合いのおそろいのドレスとブーケで結婚式に華をそえます。ちなみにこのブライズメイドのドレスと靴、ブーケは新婦側が用意する事になっています。ブライズメイドたちの取りまとめ役(リーダー)をメイド・オブ・オーナーと呼び、花嫁を祝福する前祝パーティー、ブライダルシャワーをプラン、事前に花嫁からのウィッシュリスト(ほしい物のリスト)を回して、新生活に必要な物をプレゼントしてもらいます。シャワー当日は女の子だけのお茶会を開き、花嫁はプレゼントをみんなの前で開けて楽しみます。

グルームズマン(アッシャー)と呼ばれるのは新郎のお世話役。結婚式当日はブライズメイドの様に新郎に付き添い、必要なお世話をします。リーダー役はベストマンと呼ばれ、結婚式前日のスタッグナイト(おんどりの夜)を企画して、男の子だけのドンちゃん騒ぎになります。翌日の新郎、グルームズマンは二日酔いと言う事も多いと聞きました。ちなみに新婦の側での同様なパーティーはヘンナイト(めんどりの夜)と呼ばれます。ベストマンは花嫁花婿の両親と相談し、パーティーの進行を進めます。ベストマンのスピーチはこの日のハイライトでもあり、新郎の結婚前のあぶない行状も含めての話を出席者は楽しみにしています。

近頃は日本での結婚式も西洋化され、ブライズメイドとグルームズマンも登場しますが、中世ヨーロッパでの起源は悪魔伝説。すべての人が悪魔や悪霊を信じていた当時、花嫁の幸せをねたむ悪魔から花嫁を守る為、未婚の友人や姉妹が花嫁と同じように着飾って、付き添い、悪魔の目を惑わせてと言う事でした。とはいえ、ブライズメイドやグルームズマンに選ばれる事は光栄で、特にブライズメイドは次に結婚の幸せを受ける人とされているそうです。

  欧米の結婚式への準備や習慣を知るには映画を観るのも楽しいですね。古いところで1950年製作の「花嫁の父」は最愛の1人娘を花嫁として送り出す父親の気持ちや様子を面白おかしく見せてくれるコメディーでした。主演はスペンサー・トレーシー、花嫁役は当時18歳のエリザベス・テーラー。その後「かわいい配当Father’s little Dividend」という続編も作られ、娘の妊娠と同時に自分の妻まで妊娠してしまった状況をまたまた笑わせてくれる映画でした。

1991年製作の「花嫁のパパ」はそのリメイク。スティーブ・マーティンとダイアン・キートンのパパとママ役が光っていました。勿論かわいい配当同様の続編も作られ、「花嫁のパパ2」としてどたばたストーリーを重ねてくれました。

1994年製作の「フォー・ウエディング」は私の一押しの結婚映画です。主演はヒュー・グラントとアンディ・マクダウェル、個性的な家族や友人が集まる英国の4つの結婚式と1つのお葬式を描いています。(英語題は「4 Weddings and 1 Funeral」)ヒュー・グラント演ずるチャールズは32歳。友人は結婚するのに自分には良い相手が巡って来ることなく、アメリカ人女性キャリーと出会う。この2人は最終的には劇的な結婚をするのですが、それに至るストーリーが4つの結婚式と1つのお葬式と共に進んで行きます。英国の田舎の景色もすこぶる美しくて楽しめ、ベストマンの仕事やブライズメイドの様子を観る事が出来る傑作です。

そして極めつけは2011年製作のアメリカ映画「ブライズメイズ」。主人公アニーはチャンスもなく独身、仕事も不調でイライラの日々。そんな折、親友のリリアンが結婚を宣言!アニーをメード・オブ・オーナーに指名してしまいました。これからが大変。取り残された自分を惨めと思いながらも、リリアンを無事結婚させる為、いろいろとお世話をしたり、準備したり。大騒ぎの結婚ストーリー。ブライドメイドたちが繰り広げる必見のハートウオーミングストーリーです。

フラワーデザイナーが本当の本職だった頃の私、日比谷花壇のホテル店勤務時代は1日7、8個のウエディングブーケや驚く程沢山の花束を作っていました。それぞれの花嫁の好み、背格好に合わせてご提案、ご相談で決めたウエディングブーケは結婚式当日の花形。結婚式は何百回と経験していますが、張り詰めた緊張感とその後にやってくる安堵感!「幸せになってね!」とブーケに話しかけては毎回、美容室に送り出したものでした。

毎日何組のカップルが誕生するのでしょう?ブライズメイドもグルームズマンも大変でしょうけれどがんばって!新郎と新婦にとって歴史に残る素敵な1日になりますように、お世話お願いしますね。



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