「英国生活骨董 KATY'S HAYAMA 便り」

秋の楽しみ!


昨夜は中秋の名月でしたね。日中のお天気が悪かったので心配でしたが、良い月が見れました。今夜は満月!輝いていますよ。

月の持つパワーは周知ですが、太陽パワーよりも神秘的に思われます。真っ暗な夜、月明りに導かれ、その光を浴びて、外に出ていると、とても浄化された気持ちになります。

そして月はとてもロマンティック。空を見上げて月や星を眺めていると、その昔いつかどこかで見た月との思い出が蘇り、なんとなくドキドキしてきます。


子供の頃、テレビから流れていた歌に「月がとっても青いから」があります。名曲で、大人ならきっと誰もが知っているのでは...1955年、菅原都々子の原曲ですが、美空ひばり、大月みやこ、天童よしみ、由紀さおり・安田祥子姉妹、森昌子、氷川きよしなどがカバーしている名曲です。

「月がとっても青いから 遠まわりして帰ろう あの鈴懸の並木路は 想い出の小径よ 腕をやさしく組み合って 二人っきりで サ帰ろう」が一番の歌詞。

「月の雫に濡れながら 遠まわりして帰ろう ふと行きずりに知り合った 想い出のこの径 夢をいとしく抱きしめて 二人っきりで サ帰ろう」が二番の歌詞。

鈴懸の並木道はプラタナスの道。月の雫は植物の葉の表面に降りた露の事。なんて素敵な言葉選びなのでしょう。何回も詩を読み返してしまいます。

美しい月は秋の一番の楽しみですが、芸術や食べ物など、秋は盛りだくさんで本当に魅力的です。八百屋さんにはなしにぶどうが並び、ちょっと遅めの柿も出始めました。

葉山御用邸のすぐ近くにある神奈川県立近代美術館葉山館では新しい展示が10日から始まります。安田靫彦、福田豊四郎、片岡球子、小倉遊亀など60点に加えて「生命のリアリズム」をテーマに、尾竹竹坡、丸木スマ、内田あぐりなどの個性あふれる作品も展示されます。

合わせて、フランスの象徴主義を代表する画家オディロン・ルドン(1840?1916)の生誕180年を記念して、その幻想と神秘の版画の世界が紹介されます。

映画のお勧めは「ナイル殺人事件」が12月18日から。ケネス・ブラナーがポアロになります。「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」は11月20日から。ダニエル・クレイグ最後のジェームズ・ボンドになりそうです。
*11月20日より公開を予定していた映画「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」の公開延期となりました。

それぞれコロナの為に公開が遅れた作品ですが、きっと予定通りに秋冬には公開になるでしょう。楽しみですね。詳細は又ご紹介します。

「旅するイタリア語」も小関裕太&マッティが終わり、新しいバージョンになるのですが、コロナの為にイタリア取材が出来ず、題して「旅するためのイタリア語」になりました。

番組HPには「イタリアへ旅ができるようになったら、グルメや買い物を思いっきり楽しみたい!そんな場面で役立つフレーズを楽しく学ぶ語学番組。料理や映画なミニコーナーも充実。」とあります。

今回シリーズにはマッテオ・インゼオがカムバック。渡辺早織と慶応大学の原田亜希子先生がレギュラー。そして野村雅夫イタリア映画コーナーも復活しました。イタリア好きな方、注目!マッテオお帰りなさい!

窓を開けた部屋には心地よい空気と虫の声が聞こえます。あ~、あの暑かった夏はどこへ行ったのかしら? 嫌な事や不自由な事の多いこの頃ですが、季節はいつもの様に移り変わり、前に進んでいるのですね。

これからも日ごろの暮らしに気を付けていくのは必須ですが、ホリデーシーズンを楽しむ事も忘れずに!笑顔で毎日を過ごしましょう! クリスマスだってもうすぐそこですからね!!!


-お勧めインフォメーション-

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雑誌「私の部屋」時代から一緒にお仕事をした倉重さんが編集長のこのサイトはとにかく楽しくて、お勉強になります。庭仕事の好きな人、お花の好きな人、美味しいものが好きな人、ハーブがたまらなく好きな人には最高のひと時をお送りします。うちのルーシーエッセー、「ルーシーのおいしい暮らし」もこちらです。

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◆ 編集後記 ◆


この頃のニュースを見ていると、一緒に時代を過ごした人が亡くなる記事が多くて寂しくなります。9月初めにゴールデン・カップスのマモル・マヌーが70歳で亡くなり、先週はルイズ・ルイス・加部が71歳で逝きました。8月にはタイガースの岸辺シローも亡くなりました。70歳はなかなか厳しい壁なのかしらね?時はグループサウンズ全盛期。タイガースやテンプターズは全日本的なバンドでしたが、ゴールデンカップスは至ってローカルな横浜バンドでした。最初のメンバーはエディ潘、ディブ平尾、ケネス伊東、そしてマモルに加部ちゃん。 確かこの5人がオリジナルメンバー。みんな横浜本牧あたりの子たちでエディの家は当時、中華街に2件営業の「鴻昌」で、小さな店でしたが、美味しくていつも賑わっていました。ディブの家は確か山下町の洗濯屋さん。加部ちゃんの家は歯医者さんだったかな?長身でハンサムな彼にはステラというかわいい彼女がいつも一緒にいて、ちょうどミック・ジャガーとマリアンヌ・フェイスフルという感じでした。マモルは普通の家の子で年の離れた妹がいました。ケネスのニックネームがブッチ。バンド初期にハワイに帰ってしまいました。エディは今も元気だけれど、ディブは早々64歳で旅立っているし、天国に集まった3人は今頃、音楽やっているのかな?残念な自死でしたが、藤木孝80歳も今はいません。若い頃の彼のニックネームは「ツイスト男」、スタイル抜群でハンサム、踊りながら歌ってツイストブームを起こしました。ミュージカル「ロ ッキー・ホラー・ショー」でのフランクン・フルターははまり役。彼ならではの役柄で今でも脳裏に焼き付いています。テレビの「相棒」でも不可思議な役を怪演していました。あ~、みんな死なないでもっと私たちを楽しませてくれませんか? 昔の人が言いました。「死んで花実が咲くものか」ってね。病気を克服、死神を退散させ、花も実もある人生を長く生きたいものです!




◆ 次号予告 ◆

No.453 2020年10月15日 *昔だったら運動会シーズン!